2007年9月11日

2007/09/11(火)テスリン川からユーコン川へ

6時前に目が覚めトイレへ。寝る前は10℃以上あったが朝は6℃に。シュラフのファスナーをしっかり閉めて眠り直す。しかし、いろんな夢を見る。ほんと夢って自分に正直だな…


7時過ぎに齋藤さんに起こされテントの外へ。もやがかかって一面真っ白。カメラに納めようと電源入れるがすぐに切れてしまう。再生はできるので、レンズ周りがおかしいようだ。困った。

今日まで他のカヌーを見ていない。これは9月にしてもめずらしいことらしい。

齋藤さんは毎朝カミソリでヒゲを剃る。電気カミソリの「ヒヤッ」が嫌いらしい。「ヒヤっとしない電気カミソリ」「粉末ビール」が発明されたらいいなぁ、なんて話をする。真下さんは「風の見えるサングラス」が欲しいと言っていた。なるほど、人それぞれいろんなモノを思いつくもんだな。

だいぶペースが早く余裕があるので、午前中はゆっくりしてテントを干したりして過ごして13時過ぎに出発。焼きパスタはうまかった。真下さんのトマトソース最高!


天気も良いし今日の目的地まで距離が短いので、漕がずにただ流れていく。初めてカヌーの上で本(野分)を読んでみる。本当はずっとカヌーの上で本を読んでいたかったが、後ろで齋藤さんが漕いでいるのに自分だけ漕がない訳にもいかないので、たまに漕ぐ(漕いでるフリをする)。



本当に太陽が出ていると景色がきれい。昨日の天気が悪かった事もあり、今までの中で一番シャッターを押した気がする。

いよいよユーコン川と合流。緑色のテスリン川と青色のユーコン川。ごめんよテスリン、おれはユーコンの青い川の色の方が好きだ。


そして今日のキャンプサイト、フータリンカへ。自分の耳には、どうしても「風太梨花」に聞こえる。日本が恋しくなってきたのか?

齋藤さんとキャンプサイトの裏山へハイキングへ。


山の頂上へ登ると今まで下ってきたテスリン川とユーコン川が一望できた。年賀状の写真はこれで決まりか。最初、山に入るとき、クマが出ないかかなりビビっ ていたが、頂上まで登ってみたおかげで恐怖心が少しなくなったかも。今夜ちゃんとトイレに行けるかで効果が分かるでしょう。


久しぶりに薪割り。写真を真下さんに撮ってもらう。絶妙なタイミングで写真が撮れていて驚く。シャッターを切るタイミングはカモ打ちと同じだ、と言っていた。


齋藤さんからはアーチェリーの話を聞く。昔やっていたそうだ。ほんと、二人からいろんな話が聞けて飽きない。自分も将来そんなじいさんになれればいいのだが。

今朝からカメラのシャッターを切ろうとすると突然電源が切れる。寒さのせいかと思っていたが、ただの電池切れだったようだ。バッテリ容量のサインは変わっていないが、これはオキシライド電池の特性か?ま、次は戸惑うことないでしょ。

トイレにもだいぶ慣れた。そういえば、昨晩のサイトは中州だったので、クマが来なさそうで安心して寝られた。中州はすっきりしていて気持ちよかったな。

フータリンカに到着した時、すごい日差しで暖かく、川で泳ごうかと迷う。タイツを脱ぎかけた時、足にケガをしていることを思い出した。あー、これさえなければ絶対川の中にいたのに。「毎年ここで泳いでるんですよ」と言って真下さんは全裸で川の中に。うらやましい…

川を見ながらのんびりしているとモーターボートが近づいてきた。黒いゴミ袋とほうきを持って近づいてきた。どうやら、おそうじおじさんのようだ。さっき見つけた空き缶のゴミが隠されていた場所を教えてあげると、うれしそうに「オー、サンキュー」と。帰り際にガイドブックをくれた。しかも日本語版。翻訳したのは元KPの熊谷さんという女性。確か「水曜どうでしょう」で大泉洋と一緒にユーコンを下っていた人じゃないかな?

今日も川に向かってギターの練習。


調子に乗ってカヌーの上でギターを弾いてみる。

1 件のコメント:

履歴書の書き方の見本 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!